第二新卒というと、未経験業界への転職出来るのかどうかが不安という人もいますが、20代であっても、未経験職種や業種への転職で成功している人は、約80%もいるのです。
また、年齢が上がるごとにチャンスが減るのではないかと思われがちですが、30代以降であっても約50%の人が成功している実例があります。
大事なのは、20代、30代以降という立ち場、強みをどれほど理解しているかどうかです。
未経験業界への転職出来るかどうかで悶々と悩むよりも、実際はどうなのか、そのことを転職のデータを通じて学んでいると、前述の成功者のような成功を収められるようになるでしょう。
そもそも第二新卒でも未経験業界への転職出来る理由は、企業側が第二新卒に対して求人を出しているからです。
また、どのような内容で募集をかけているのかというと、新卒、第二新卒ともに応募可能というふうに、わかりやすいニュアンスの求人は少ないです。
昔であれば、技術職の求人で良く見かけた内容なのですが、今では製造、技術、販売、営業といった、ポピュラーな職業のほとんどで同内容のものが見られるようになりました。
なので、第二新卒でも未経験業界への転職出来るのは事実です。
ただし、人気の業種の場合はすぐに求人情報が無くなってしまう、枠が無くなってしまうこともありますので、求人情報は正確に活用したほうが良いでしょう。
ただし、第二新卒であれば誰でも採用可能というわけではありません。
本人にスキル、ポテンシャル、モチベーションが無いようであれば、書類選考の時点でふるいにかけられることが多くなるでしょう。
そのため、未経験業界に転職したい場合は、スキルがある、仕事内容について把握している、過去に似たような業種で勤務されていた場合は、そのことをアピールしたほうが良いです。
このようなアピールを志望動機、資格欄で行っているだけでも、同じ第二新卒との差を付けることができます。
なぜ転職しようと思ったのかは、第二新卒だけでなく、ほぼすべての転職者に対して行われる質問なので、事前に的確な回答を用意しておいたほうが良いです。
転職理由の中で評価されやすいものは、新しい勤務先で行える事業、活動に興味があるというものです。
逆に、以前の勤務先を批評する行為は避けましょう。
新しい勤務先を褒めたいばかりに、以前の勤務先はあらゆる面で辛かった、待遇が悪かったという意見を出してしまうと、同理由で仕事を辞めてしまう可能性のある人物としてマークされます。
これでは、何度面接を行っても同評価となるので、基本的にネガティブな発言は行わない、ネガティブなように感じる記述を行わないほうが無難です。
企業のほとんどは、集団で事業を盛り立てることを想定して動いているため、我が強い人物、リーダーシップを発揮したいなど、能力に見合っていない目標が目立つ人物の場合、かえってどのように評価して良いのかがわからなくなるのです。
就職活動を行ってみると、総合職、一般職の悩みを抱えることがあります。
ここで重要なのは、未経験業界への転職出来る年齢、実績、スキルに対する理解力でしょう。
一般職の場合は20代後半であっても、それほど厳しいことは言われません。
ですが総合職の場合は、なぜ今まで総合職に就かなかったのか、継続的に勤務できるだけの能力、実績、スキルが本当にあるのかを問われますので、20代前半の内に総合職に対する理解、経験を積んでおいたほうが良いでしょう。
総合職は、他業種からの転職を嫌がる傾向にあるので、あまり他業種の経験を語らないほうが良いです。
他業種は肌に合わなかった、なので総合職で自分のやりたいことを行いたい、このようなシンプルな発言を行ったほうが、根掘り葉掘りで色々なことを聞かれるリスクが減ります。
もしスキルを有している場合は、具体的にどのような実績を上げたのか証明できたほうが良いです。有名な企業で勤務していた、勤続年数が3年以上、特定の商品を取り扱っていた、実績が評価され表彰された、チーフや係長などの役職に就いていた、このような情報でも評価の指標となります。
このような実績を提示できない場合は、どのようなグループ、プロジェクト内で活動していたのか、そのことをアピールするようにしましょう。
転職サイトなど、今では無料でプロのアドバイザーと相談できるコーナー、サービスが存在します。
転職サイトは、第二新卒を第二新卒を募集している企業に売り込む、第二新卒側は提示された求人の条件をいち早く確認できる、このような構成で成立しているため、無料で相談を行うことが可能になっています。
また、求人情報とのマッチを自動で行ってくれるため、いざ応募してみると求人内容と違った企業だった、といったトラブルを回避できます。
転職サイトそのものが企業側から信頼されているため、早い人では1ヶ月以内で希望に沿う転職先を見つける人もいます。
また、プロのアドバイザーと相談してみると、自分のスキルの高さ、売り込めるポイントを把握できることもあるので、相談を行う時間そのものがもったいないという人は少ないです。
相談内容については記録、保存されるようになっているため、後になって、自分がどのような希望を持っていたのか、このようなことも確認できるように工夫されています。